昨日は日本SF大会HAMACON2に行く. 土曜日の夜、ついついtvkで放送していた撲殺天使ドクロちゃんを見たせいか寝坊してしまう. 予定だと朝ディーラーズルームを回ってから朝の企画に出る予定が、結局企画に直行することになる.
最初は"ライトノベル作家座談会〜僕たちメッタ切りにされちゃいました"に出席する. 参加者は水野良,浅井ラボ,賀東招二,榊一郎,新城カズマ(各敬称略)の方々. 進行は水野良さん司会で水野さんが上げたテーマに従って各々話していく形式だけど、それなりに脱線しつつ進む. 昨年にライトノベルの解説本等が沢山出てきたことに関してスーツ組が出てきたら分野が終わりに近づくというのはどの分野でもそうだと思う. というか最初の立ち上げ時期にはそういう人たちは出てこないし、得てしてお金のもうけのにおいが出てきてから出てきてかき回すから. まぁこれについてはこちらもその状況を利用して良い方向に持って行ければ良いかと. あとライトノベルという名称についてどうよという話が出て、昔はジュブナイルとかヤングアダルトと呼ばれていたけどという話になる. 結局もうみんなそう呼んでいるし、ライトノベル、さらには省略して"ラノベ"は言いやすいしという話でまとまったで良かったかな.
その次は"宇宙開発の発射再開までの話を聞く"に出席しようと考えていて、丁度同じ部屋だし楽ーと思っていたら、周りからこの企画は中止との話が聞こえる. なんかみんなNASA方面にいるらしいorz. というわけでどこに行こうかと考えた結果"海洋牧場707番地の2"に出席することにする. と、部屋に行ってドア開けるとその前の企画中でした. お騒がせしてすみません. ゲストは谷甲州さんでもうすぐJAMSTECに引き渡しが行われる予定の地球深部探査船「ちきゅう」に関する話. 船の説明と、それを使って何を狙っているか. 時間が足りなく最後の方が非常に駆け足になってしまったのが非常に残念. しかし日本の科学研究の話とか聞くと常に予算が足りないという話が出てくるような気がする. まぁ無制限につければよいとは思わないけど、それにしても貧乏すぎるような気が.
最後は"ライトノベルニューウェーブチェック"に出席. 極楽とんぼ*1さんと榎本秋さんの司会で過去1年位に出たライトノベルの新シリーズと新人のお薦めを紹介するという企画. 配布された資料には80近くの本が. これだけチャックしているのですね. さすがだ. 私なんて購入しても積ん読stackにpushしてそれきりの本も多いし. というかライトノベルの分野、新人さん多くてチェック大変です. もっともSFからライトノベルに入っていった私から見ると、それだけ発表の場があるというのはすごいと思うけど. 最後の質問でリストの最初にあるけど説明をとばした"タマラセ"についても説明してくださいと作者からリクエストを受けてました. 作者の姿が見えたのであえてはずしたと行っていたけど、実際あれは焦るだろうなぁ. 会場の人の作品説明で「タマラセという××××」という発言が作者の前にもかかわらず何度も出て会場爆笑でした.
その後はクロージングを見るためにメインホールに行く. まだマスカレードの最中でした. 途中でSense of Gender賞の授賞式も見る. 特別賞を受賞して辞退した小谷真理さんのコメントの「2chとかいう掲示板でジェンダージェンダー自作ジエンダーとさらされる」というコメントに大受け. というわけでその後暗黒星雲賞の発表で、笹本祐一氏が予想通り受賞. SF大会よりスペースシャトルと優先したという理由. まぁでも笹本祐一さんらしいと思う. あとはタイムテーブルと司会のおねぇさんも受賞してました. その後ゲストと実行委員長の話. 野田大元帥の話が容赦がないというかすごく素敵. オープニングアニメに対する話も、マスカレードの時も含めてすごく素敵だと思った. マスカレードの時は受賞者の住所をかなり細かく発言して回りあわててたみたいだけど. というわけで司会のおねぇさんの「帰宅するまでがSF大会」の台詞を背に会場をでる.
というわけで初参加だったのですが、非常に楽しめました. 企画は気になる企画が結構重なったのが少し残念だったけど. 来年は宮城で少し遠いのだが、再来年はワールドコンでまた横浜なので近くだし、また来ようと思う. 来週というか今週末は谷山浩子のねこ森集会リミテッドだけど、重ならなくて良かったです. もしかして重ならないように日程ずらしてくれたかな*2. 谷山浩子とHAMACONは、前回のゲスト・オブ・オナーという関係もあるし.

*1:http://maijar.org/

*2:そんなわけはない