今日は雨. 会社への経路のせっかくの満開の桜並木が雨で残念. 幸福度が少し減少した感じ. という訳で前回の続き.

最後の夏に見上げた空は 2(ISBN:4840230242). 他に書いている人もいるけど、ここで出てきている遺伝子強化兵という設定は少し無茶だと思う. 強化するのはいいんだけど実戦で使用できるまでに17年くらい必要だとすると少し気が長すぎ. 特に期間が短い戦争だと. あ、でもこの作品、好きですよ. 前の巻を最初に読んだときは、続きものと思わずに唐突に終わったので愕然としたのですが. 今回は待望の続編な訳です. 今更気がついてとりあえず電撃文庫の目録に目を通したけど、最初の巻に番号振らずに2巻から番号つけるのは常套手段みたいですね. たしかに売れ行き良くなかった場合すぐに打ち切れるからお得ですね. もっとも数字振ってあっても書かれるとは限らないけど. EGFとかEGFとかEGFとか. あ、EGFは数字じゃないや.

基本は遺伝子強化兵の小谷とその保護者をしている名門の不器用な恋愛物でしょうね. 全巻と比べて今回は小谷の恋愛感情が強くなっている. 最初の話で名門が1週間ほど不在で、その思いを強くした感じ. でも名門が小谷の保護者をしているのは何か理由がありそうだし、そのあたりを隠している雰囲気なので、それが表に出てきたときにどうなるかが気になる所. また小谷に残された時間はもう少ししかないし. それなのに小谷の姉を出して離別させようとしているし. 最終的には小谷が助からないのはほぼ確定だしイリヤでいうところの難病物(from SFが読みたい! 2004年版)の方に持って行くと思うんだけど、これからどう持って行くか、続巻にとっても期待.

キューブサット物語(ISBN:4767803993)は、この前の空き缶衛星の本がおもしろかったので購入. 衛星を打ち上げたいと考えるだけでなく、実際に自分たちの手で作り上げて打ち上げる間での課程がとてもエキサイティングです. あと、気がつかなかったのですが、カバーをめくるとそこに書いているのは... これとカバー折り返しのキューブサットが撮影した写真を見ると何も言えなくなります.